MOBILUS TECH BLOG

モビルスのプロダクト開発を支えるメンバーが 日々の開発現場の情報を発信します。

創業から在籍/開発リーダーに今までとこれからを聞いてみた

 今回はPlatform Development Sectionで開発リーダーを務める飛島さんのインタビュー記事をお届けします。受託開発から自社プロダクト開発への部署異動を経た経験を中心にお話を聞きました。記事は社内で開発した文字起こしツールを主に使用して作成しています。

現在の担当業務について教えてください

  私達のSectionではチャットサポートの運用におけるセキュリティリスクに対応した機能を提供するSecuritySuite現状提供しているサービスシステム群のマイクロサービス化を行う新規開発プロジェクトの2つを担当しています。現在の開発体制はManager1名・フロントエンド1名・バックエンド5名の7名体制です。フロントエンド・バックエンドいずれでもJavaScript系の言語を使っている部分があるなど、柔軟に状況に応じて役割分担を変えながら開発を進めています。

 新規開発プロジェクトは、現行のチャットサーバーを改善(リファクタリング)するところから始めるために、現状把握と調査を行っている段階です。私はシステム構成の全体像の把握やアーキテクチャの設計を行っているのですが、新しく参画したメンバーも背景や現状を理解した方が開発を進めやすいと思うので、少しずつ調査を任せています。

エンジニアになったきっかけ

 大学では理工学部管理工学科で統計学等を学びました。卒業後は新卒で電気機器メーカーにエンジニアとして就職。ソフトウェアも一部取り扱っていたのですが、外部委託することが多くありました。ソフトウェアの分野で専門性を身に着ければ、長期にわたって活躍することができると考えてITエンジニアへの転向を決めました。 その後は会社を数社経て、2011年に創業間もないモビルスへ入社しました。

モビルスへの入社理由 

 2011年当時、モビルスは受託開発を多く扱うとともに、自社スマホアプリの開発も行っており、「アプリ100選」にも選ばれるようなスマホのニュースアプリを自社アプリとしてリリースしていました。こういった、先進的な動きに惹かれたのが入社理由です。

 入社後はPCオンラインゲームのインストーラーやスマホアプリのチャット機能など受託案件を中心に開発を行いました。2016年頃から受託案件もチャットエンジンを使用したものが増えました。チャット機能がトレンド入りしてきたのもこの頃という印象です。

新たなチャレンジを求めて部署異動

 新たなチャレンジを求めて、2021年10月に社内で新しいことをやりたいという希望を出して現在の部署へ異動しました。異動後はSecuritySuiteの一つ目の機能であるSecurePathの開発に携わりました。SecurePathはプロダクトの信頼性を高めるために、利用するシステムとその運用に非常に高いセキュリティが求められるクレジットカード業界基準のセキュリティ認証である「PCI DSS準拠認定」を取得しており、開発手法を厳密に定めて第三者の審査機関に評価してもらう必要があります。今までの開発の仕方とは異なる視点で物事を考えるようになり、自分自身の世界が広がりました。

 自社のプロダクト開発を行うことで、トラブル発生時に解析ができるよう意識したり、保守性の担保といった長期的な視野をより意識したりするようにもなりました。一緒に開発するメンバーは国籍も年代もキャリアのバックグラウンドも異なりますが、日々自分では思いつかなかったアイディアに刺激を受けていて、恵まれた環境だと思います。以前、若手のエンジニアが率先して既存のコードを最新の技術を利用してリファクタリングしてくれたことがありました。経験年数は短くても「本当に優秀だ」と心から感じました。

 また営業チームが活発に動いてくれていてるので、今後のSecurePathの更なる拡販を期待しています。

開発するうえで大切にしていること 

   情報が属人化して新メンバーが困らないよう、どのように考えて何をしたかといった必要最低限の情報をドキュメントに残すようにしています。プログラミングを行う時も、変数名等のプロジェクトで統一した方がよい部分のルール付けをしたり、コメントを書いて分かりやすくすることを意識しています。以前は限られた人員でスピード重視で開発をしていたため、ドキュメントの整備が追いついていない状況でしたが、現在は開発部門全体でドキュメント管理のルールが整備されつつあります。

今後のキャリアで実現していきたいこと 

 モビルスはユーザー企業様と一緒に考え、ホールプロダクト(モビルスの様々な自社サービス・テクノロジー・プロフェッショナルサービス・外部ソリューションとの連携)の視点で解決策を生み出していくことを目指しています。その一つが新規開発プロジェクトだと考えていて、現在チャット機能をAPIとして提供するべく準備を進めています。提供ができれば、ユーザーが抱える問題への解決策の幅が広がると思います。

エンジニアに向けてのメッセージ

  モビルスには自身のアイディアを裁量を持って実現できるチャンスが多くがあります。アーキテクチャから実装まで行うことができるので、自身の実力を試してみたい方にお勧めです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

モビルスでは、一緒に働く仲間を募集中です!

興味のある方は、ぜひ採用情報のページをご覧ください。