MOBILUS TECH BLOG

モビルスのプロダクト開発を支えるメンバーが 日々の開発現場の情報を発信します。

オフサイトミーティング レポート Messaging-Tech Product Div.

Messaging-Tech Product Division(以降MTP Div.)のマネージャーの今井です。今回私が担当している部門のメンバー全員(正社員だけではなく派遣・業務委託のメンバー含む)とモビルス代表の石井がゲストとして参加した「オフサイトミーティング」を開催しました。
そのコンテンツの内容と狙い、そこでの気付きなどを書いてみようと思います。

コンテンツ

1.メンバー全員の保有スキル発表
2.ランチ会
3.ディビジョンVOCの説明
4.チームの課題洗い出しとその解決策
5.私たちのチームの理想像
6.各サービスへのトップメッセージ(代表の石井から)
7.心理的安全性の重要性と目的※時間切れ
8.打ち上げ

1.メンバー全員の保有スキル発表

今MTP Div.では、以前からいたメンバーと新しく入社したメンバーが混在しており、それぞれがどのようなバックグラウンドやスキルを持っているかを知ったり、共有したりすることがなかったため、この機会に他のメンバーがどんな人なのかを知ることと共有することで「あ、◯◯さんにこんなスキルがあるなら相談してみよう!」といった行動に繋がるのではないかという目的で始めてみました。
意外なスキルを持っている人がいたり、全くの異業種からの転職だったり、過去に面白い仕事をしていたり、全員の発表が終わるまで1時間程度で終わるだろうと見積もっていたのですが、あまりにも面白い経歴の持ち主が多く、あっという間に午前を使い切ってしまいました…(時間見積りの甘さを主催者として反省…)

2.ランチ会

折角の機会なので、良い思い出にオシャレランチ!みんな写真を撮り忘れて1枚だけあったので💦とても美味しかったです。

3.ディビジョンVOCの説明

モビルスではシックスシグマ(6σ)の起点でもあるVOC(Voice of customer)を社内にも採用しています。
具体的には社長である石井の"声"を全社VOCとし、その全社VOCを元に各ディビジョンマネージャーが自部門の"声"として自部門のVOCにブレイクダウンします。そのVOCを半期の指針としてメンバーは行動するという流れです。VOCは、社員の評価システムにも組み込まれているため、正社員は全員が理解して日常の業務を行っています。

しかし、システム開発の現場には派遣・業務委託の方も多く、その評価システムを適用しないがゆえ触れる機会が無かったり、参画背景にそれぞれの目的や理由もあったりと、なかなか浸透していかないという課題もあったため、改めてMTP Div.のVOCをメンバー全員に詳しく説明を行いました。

4.チーム課題の洗い出しとその解決策

MTP Div.で扱っているプロダクトは有人チャットのMOBI AGENT、チャットボットのMOBI BOT、LINEセグメント配信のMOBI CASTの3つあり、それぞれの開発にフロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアがいます(担当システムによってはフロントとバックの兼任もあります)。

課題は、各プロダクト、またフロント、バックという切り口でそれぞれあることを想定してグループ分けをしました。そして、担当プロダクトや役割の中での課題をできるだけ詳細に洗い出し、どのように解決できるのかをディスカッションして、他グループの前で発表しました。

自グループで出した課題が他グループにもあったり、自グループでは思いつかなかった解決策が他グループから提案されたり、MTP Div.内だけではなく、全社的にも有効な解決策が出て来たりと、とても有意義なディスカッションができました。

ここから出た解決策の内、実際に開発の現場で実施したことを1つご紹介させてください。

各プロダクトは、既に何年も稼働しているシステムがあり、機能追加や改修を都度行っていますが、それぞれが構築時に最適であろう言語やアーキテクチャを採用してきたため、各プロダクトで使っている言語が違うなどの現状があり、学習コストがかかるため、開発スピードにも影響しているという課題がありました。

エンジニアからの解決策の1つとして、GitHub Copilotの活用でこの課題を解決したいという案が出されました。組織長や会社からの強制ではなく、実際にコードを書いているエンジニアからの解決策・要望として出てくることはとても良いことで、会社としてもCopilotの活用を支援する結論に至りました。

このように自分たちのチームにある課題を、エンジニアらしい解決策で解決する力こそがチーム力となり、より大きな成果を出してくれると思っています。
例え上手く行かなかったとしても、その経験がより良い解決策を導いてくれると信じています。

5.私たちチームの理想像

上記のグループ分けで、自分たちのチームがどういう状態が理想的なのかを可能な限り具体的なイメージをディスカッションしました。

当初の想定ではエンジニアリングに寄った理想像が出てくると想定していましたが、思いのほか自身のチームが主体的に行動するための内容が多かったのが印象に残りました。

課題の解決はテクニカルに、理想像はヒューマンスキルの向上を各グループが考えていることが分かり、今後のマネジメントの方針や支援策などに大変役立つ結果となりました。

これは私自身の当初の想定とは大きく異なっていた部分で、私は"こんな技術を使いたい"や"この仕組みをこういう技術でより便利にしたい"といった意見が多く出ると思っていましたが、意外にも"意見を沢山出せるチーム"や"目的・目標を掲げて動けるチーム"または"ストレスを溜めないように努力するチーム"といった、よりヒューマンスキルに寄った意見が多く出てきたのは良い意味で大きな誤算でした。

各チームがより働きやすくなるために、我々マネジメントは「サーバントリーダーシップ(部下に対して指示や命令するのではなく、奉仕した上で目標を達成できるよう主体的な行動を促すリーダーシップ)」が必要だということを考えさせられ、私自身の良い気付きにもなりました。

6.各プロダクトへのトップメッセージ(代表の石井から)

普段の開発業務を行う中で、マーケットの動向やサービスの未来像などを直接トップメッセージとして聞いたり、直接質問したりする機会はそう多くないため、代表の石井から各プロダクトについてプレゼンテーションをしてもらいました。
各自が担当するプロダクトがマーケットでどのようなポジションにあり、今後どのような方向を歩んで行くのかを分かりやすい説明と資料で全員が理解してくれたと思います。

また、直接社長に質問をする機会が多くないエンジニアからも積極的に質問が出て、より理解も深まったのではないかと思います。
(とは言え、それほど大きな会社ではないので、社長が社内にいる時は、いつでも話せる環境ではあるのですが、なかなか声をかけずらいのかなとも思いました)

7.心理的安全性の重要性と目的

このオフサイトミーティングで行いたかったコンテンツの1つですが、トータル1.5日間の時間を使っても、前述の議論が活発になってしまい時間切れになり、心理的安全性の話までたどり着きませんでした。

今では様々な業種でも一般的になってきた心理的安全性ですが、ここではその重要性や目的を説明し、実際に体験してもらうためのゲームを用意していました。

他社では心理的安全性が都合良く解釈されてしまって”ユルイ(緩い)”イメージを持たれているという話も聞くことがあり、そういうことではないということをしっかりと説明し、それを実際に体験できるような時間を持ちたかったのですが、これは次回への持ち越しとなってしまいました… ここでも主催者の私の時間見積りの甘さが出てしまったことは反省です…😭

8.打ち上げ

任意参加で、行ける人たちと代表の石井とで打ち上げと称した飲み会(?)を韓国料理店でしました!

美味い韓国料理とお酒でこの日の振り返りをしたり、普段あまり話さないメンバーや社長との交流を図ったりすることができました。

最後に

今回のオフサイトミーティングでは普段の業務ではなかなか話せないことを話せたり、他のメンバーを理解したり、また今まで漠然と思っていたことを可視化できたりと、とても実のあるミーティングだったのではないかと思っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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